イヤホン沼に一度ハマったら抜け出せない。そんな言葉があるくらい、イヤホンの音質、装着感、ルックス、好みは十人十色なので、本当に世界中のたくさんのメーカーからたくさんのイヤホンが発売しています。

そして最適なアイテムに出会うために、イヤホン専門店に足繁く通い、試聴をして購入と売却を繰り返します。

日本の家電量販店などでイヤホンの売り上げを見ると割とよく見るメーカーの品ばかり見かけますが、それは氷山の一角で、実際専門店にいくと本当に普段聞いたことのないメーカーばかりで驚きます。

その中から自分の好みの音、あとは信憑性のある専門家の意見なども耳を傾けつつ、実際につけた際の装着感も重要です。その場で一瞬つけた時は良くても、ある程度時間が経つと違和感や疲れ、場合によっては痛みがある場合もあります。イヤホン本体というよりイヤーピースの形状や材質で大きく変わる場合も多いので、そのために耳にあったイヤーピースが装着できるかどうかも事前に調べておかないといけません。

と、まあ音以前の問題として、そもそも試すこと自体が困難だと思っています。

そんななか、出会ったのがFinalのB3です。カナルタイプの中ではかなり理想に近い音。

ラインナップとして3種類のグレードがあるのですが、いや、グレードではなく価格の違いとキャラクター方向性の違いということのようですが、少し価格が低いB2は物足りなく、だいぶ価格が上のB1はちょっと中域の感じがあいませんでした。また同系統のA8000というモデルが、形状が近いので恐らく同じコンセプトのイヤホンだと思うのですが、価格は19万とかなり差があります。比較対象としては差がありすぎかなと思います。

VGP 2021 Life Style 受賞、ということで一般的な評価も確保していて、これもまあ嬉しいポイントだと思います。

自分にとって最高でも、仕事に使う以上、世間の評価とのバランスは考えなければならないと思います。